2008年09月04日
ちょこっとだけ円が強い
先日の外貨交換比率勘違いから数日。
なぜか先日両替したばかりの350RM強がいつの間にか残り少なくなっていましたので(遊びじゃないよ、「研究」なんだから!)、再び両替をするべくジョージタウンのシンボルコムタの周りを歩きまわりました。
まぁまぁ、両替ポイントなんてジョージタウンに腐るほどあるので全部回るなんて正気の沙汰じゃないし、とりあえず目に付いた5件を比較することにしました。すると、だいたい3.1-3.14の間でした。一軒だけ3.05の競負けしてるところがありましたが。
いや、ぜんぜんあるじゃん、3.1超えてるところ。
本当に、両替商はちょこっと歩いて探してみればけっこういいレートでかえてくれるところがあるので、探してみる価値ありありです。
ところで、今日はペナンきってのリゾート地、バトゥ・フェリンギに来ています。リゾート地の人種分布、観光産業の実態、マレーシア国内のインフレによる影響等の調査にかこつけてきています。僕の専門は文学です。はい。
ただ、インフレの影響という面で言えば、シンガポールで聞いた知り合いの教授からの話と共通して、多少なりとも影響を受けていることが感じられます。学生らしく僕はゲストハウス(ほんとはドーミトリーがよかった)にとまっているのですが、部屋代が20%前後あがっています。僕の泊まっているところがここらでのおそらく最安値ですが、30RM/日です。日本円でいえばおよそ¥1050ですね。場所によっては、ドーミトリーがなくなって、個室のみになっていたりするところもありました。まぁ、リゾート地なので多少値がはるのは否めませんが、この上がり方はなかなか脅威的であります。
部屋代があがっているだけでなく、実はフードヘブンであるペナンの肝ともいえるホーカー(屋台ですな)での価格も多少上がっているもよう(現地学生談)。といえども3RMだったのが4RMになってるとか、こっちはそこまでドラスティックな変化はないですが。しかしながら、おそらく物価の値上がりで一番怖いのはやはりこういう緩やかな値上がりだと思います。よく考えてみれば日本でも僕がもっと幼かったころには自動販売機のジュースは100円でした。今では120円です。6 for 5ですよ。今のジュース5本分の値段は昔の6本分だったんですよ。
蛙は熱湯のなかに投げ入れられれば逃げ出すことができる(少なくとも逃げようとする)けれど、水から徐々に沸点まで暖めていけばそのままボイルされてしまうといいます(この例がいかに現実離れしていようとそれは問題ではありません)。
細かい、マイナーな変化にこそ敏感にならなければならないのかもしれません。
Posted by D-Drops at 22:13│Comments(0)
│にとろの日記